ビジネスを行なう場所の候補として、フィリピンは当然の選択肢と言えます。
外国人を温かく迎え入れるホスピタリティはもちろん、質の高い人材と資源、戦略的なビジネスロケーション、自由化されたビジネスフレンドリーな経済、グローバル成長に向けた着実なインフラ整備、好意的なライフスタイル、そして無限のビジネスチャンスなど、フィリピンにはさまざまな利点があるのです。
本コラムでは、フィリピンでビジネスをするべき6つの理由をご説明します。
※本コラムはバングラディシュ(ダッカ)のフィリピン大使館のリリースを元にお届けしています
クオリティの高い人材とリソース
フィリピンには、高い適応能力を持つ地元育ちの才能あふれる人材が豊富にいます。 他のアジア諸国と比較して、フィリピンの労働力はフィリピン特有の最も魅力的な長所のひとつです。
高等教育が優先されるフィリピンの識字率は94.6%で、これは最高レベルです。すべての学校で英語が教えられており、フィリピンは世界第3位の英語圏の国となっています。
毎年約35万人の学生が卒業し、専門職の人材層を厚くしています。
戦略的な立地条件
フィリピンは、現在最も急速に発展しているアジア諸国の中心に位置しており、アジアの主要都市から飛行機でわずか4時間の距離にあります。
アジアの主要都市に近接しているため、特にASEAN+3諸国(フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー+日本、中国、韓国)への戦略的な物流アクセスポイントとなっています。
東洋と西洋のビジネスにおける交差点に位置し、ASEAN5億人市場への重要なアクセスポイントであり、ヨーロッパやアメリカとのビジネスに適した国際海運や航空路のゲートウェイでもあります。
自由でビジネスにやさしい経済
開放経済では様々な分野で100%の外資導入が認められ、他のアジア諸国が模範とするBOT(Build-Operate-Transfer、一括事業請負後譲渡方式、民間が建設・維持管理・運営したのちに、公共に所有権移転・運営権移転を行なう)投資スキームがサポートされています。
政府系企業は民営化され、銀行、保険、海運、通信、電力産業は規制緩和が進んでいます。
投資環境としては、原材料の税額控除、登録企業に対する4〜6年の所得税免除、課税所得からの人件費控除、保税製造・貿易倉庫スキームの利用、輸入物資や委託設備用スペアパーツにかかる税金と関税の免除など、友好的な制度が整っています。
また、地域本部(regional headquarters)を設立する多国籍企業は、税金の免除や特定の機器や資材の免税輸入などの優遇措置を受けることができます。

世界的な成長へ向けたインフラ整備
ルソン島・ビサヤ諸島・ミンダナオ島というフィリピンにおける3つの主要な島を結ぶ、通信、交通、ビジネス、経済のインフラは整備され、フィリピン経済を際立たせています。
空路、水路、サイバースペースでのアクセスが容易で、島間輸送や国内航空の自由化により、施設やサービスがさらに改善されました。また、コンテナターミナルは最高レベルの効率で、貨物輸送を処理するのに適しています。
通信は、光ファイバーケーブルを主要なバックボーンネットワークとし、衛星がバックアップとして24時間365日、余裕ある国際接続環境を提供しています。
経済改革は地域の成長を重視しつつ、遠隔地もビジネスの中心地に変えています。
BOT法は、民間投資家がインフラを建設・運営し、一定期間後にフィリピン政府に引き渡せるようにする画期的な法律です。
生活の心地よさ
西洋の快適さを備えたトロピカルな環境で、最高の太陽、海、砂、スタイルを見つけてください。
この地域で最も温かいといわれる人々との付き合い、多様な文化に対する開放性、そして明確なグローバル視野を持つフィリピンは、外国人居住者にとって第二の故郷なのです。
ビジネスセンター、住宅、学校、病院、ショッピングモール、ホテル、レストラン、ビーチリゾート、レクリエーションセンターなど、駐在員は身近で手頃な贅沢を楽しむことができます。
無限のビジネスチャンス
ASEAN自由貿易地域(AFTA、ASEAN Free Trade Agreement)の広大な枠組みでアジア経済が統合される中、フィリピンはASEANの大市場とその大きな貿易チャンスへの参入を望む企業にとって、自然かつ、最も戦略的な場所となっています。
フィリピンは投資家向けにさまざまな分野を強化しており、競争力のある国内経済から生まれるさまざまな製品を選ぶことに慣れた、ダイナミックに成長中の消費者市場を提供しています。
多くの企業や投資家がすでに発見していることを、ぜひご自分の目でも確かめてみてください。
最後に
大使館のリリースにつき表面的な内容ですが、古くは豊臣秀吉の時代からすでに交流のあったと言われるフィリピンが、日本にとって永らく重要なビジネスパートナーであることは間違いありません。
フィリピンとのビジネス、フィリピンにおけるビジネスを検討するためには治安や政情を含め現地事情をさらに深掘りし、しっかりと調査を行なうことが必須ですが、国民は総じて友好的で平均年齢も若く、ベトナムと並び今後大きな経済成長が見込まれる将来が楽しみな国です。
新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)による世界的な悪影響からもようやく脱しつつある今、ツーリストやビジネス渡航者を中心に、経済は2020年春以前の状況を少しずつ取り戻していくように思われます。
戦争を始め世界的にはもちろんまだ予断を許さない状況ではありますが、感染症による経済的ダメージから早く回復するためにも、世界的なトラフィックが今後急激に回復することは間違いないでしょう。
まとめ
以上、「【フィリピンでビジネスをすべき】6つの理由」でしたがいかがでしたでしょうか。
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