【自由貿易】とフェアトレードの違い

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自由貿易とフェアトレードは似たような経済概念のように聞こえるかもしれませんが、この二つの言葉は異なる状況を表わしています。

自由貿易とは、最小限の障壁、あるいは全く障壁のない状態で、モノやサービスの国際的な交換を行なうことを定義しています。

フェアトレードは、発展途上国の生産者の生活水準を向上させることに重点を置いています。

※本コラムはLilt社のコラムを元にお届けしています

自由貿易とは

自由貿易とは、国境を越えてモノやサービスを交換する際に、障害となるものがほとんど存在しない市場を指します。

「二国間の自由貿易において関税、補助金、割当、規制がない」というのが最も単純な例です。

自由貿易の例として、カナダ、メキシコ、米国が1994年に締結した北米自由貿易協定(NAFTA)があります。

NAFTAは、特定の商品やサービスに対する関税の撤廃、国境を越えて出荷される製品に課される制限などの、非関税障壁の撤廃を主な内容とし、また、三か国の製品規格を同じ水準とすることも合意されました。

外交問題評議会によると、この条約が批准されてからの20年間で三か国間の貿易額は2億9千万ドル(約391億円)から1兆1千億ドル(約135兆円)に増加したといいます。

自由貿易のコスト

それまで関税やその他の貿易障壁によってある程度保護されてきた産業にとって、自由貿易は破壊的な影響を与える可能性があり、これは雇用を維持しながら自由な競争を受け入れようとする国々にとっては難しい問題です。

自由貿易市場における競争力は、賃金に下方圧力をかける可能性があり、また、自由貿易は製品需要の高まりにより、児童労働、長時間労働、劣悪な労働環境など、途上国の労働力の搾取を助長する可能性があります。

フェアトレードと自由貿易の違い

フェアトレードとは

フェアトレードとは、自由貿易の結果生じる問題、特に低賃金、基準以下の労働条件、児童労働の問題に対処しようとするパートナーシップ(仕組み、連合体)のことを指します。

フェアトレード団体や独立系バイヤーは、商品の注文時に前払いをし、その代金が生産者に支払われるようにしたり、生産者の過失で注文がキャンセルされた場合に働いた分の支払いをするなど、さまざまな方法で途上国の生産者を支援します。

また、フェアトレード団体は生産者の下で働く子どもたちの待遇を厳しくチェックし、強制労働の使用を禁止しています。

コーヒーとフェアトレード

生産者を支援する一方で、フェアトレード団体は消費者の意識を高め、「倫理と持続可能性の基準を満たした製品を購入することのメリット」を強調する必要があります。

認知度を高めることで消費者の支持を集め、フェアトレードの手続きに則ったラベルの付いた製品を探し、購入することを促します。

フェアトレードの食品・飲料製品には、The Fair Trade Labeling Organization(フェアトレード・ラベリング機構)/Fair Trade USA(フェアトレードUSA)または、Marketecology(マーケテコロジー)のいずれかによって認証された後にラベルが貼られます。

フェアトレード認証のラベルを付けた最初の製品はコーヒーで、フェアトレードUSAの報告によると現在北米では約500の認証コーヒーブランドが販売されているとのことです。

まとめ

以上、「【自由貿易】とフェアトレードの違い」でしたがいかがでしたでしょうか。

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