【正確な翻訳とは?】翻訳に品質管理戦略が必要な理由

翻訳外注ノウハウ

たとえひとつの外国語でも、正確に翻訳することでスタートアップの成長を後押しし、グローバル展開の促進が可能です。

翻訳に於いては、翻訳前、翻訳中、翻訳後のプロセスに焦点を当てた3ステップの品質管理戦略を採ることで、高い言語品質を確保することができます。

それでは3つのステップで正確な翻訳を実現するにはどうすればよいのでしょうか?その方法をご紹介します。

※本コラムはAccelingo社のコラムを元にお届けしています。

「翻訳前」に品質を保証する方法

流暢かつ、正確にコンテンツを翻訳するためにはプロの翻訳サービスが必要です。製品、目標、ターゲット層にもとづいて、自社に最適な翻訳会社を選択する必要があるのです。

自社が狙うニッチな市場に精通した翻訳会社なら、オンタイムの翻訳サービスと高品質なサポートを提供することで、グローバル展開に於けるプロセス全体を円滑にしてくれるでしょう。

Common Sense Advisory(コモンセンスアドバイザリー)は、時間とコストを節約するためにはプロセスのできるだけ早い段階で翻訳品質に対処する必要があることを提案しています。

すべての翻訳に於いて、Language Service Provider(LSP、言語サービスプロバイダ、翻訳会社)とオープンなコミュニケーションをとることが、最適なソリューションとなります。

正確な翻訳を得るために、要望を伝える前にその翻訳会社が以下に該当するかを確認するようにしましょう。

  • 納期を守ることができる
  • 業界に関する専門知識を持っている
  • 製品およびターゲット市場を十分に理解している
  • 技術的な要件に適合している(希望するCAT(コンピュータ支援翻訳)ツールでの作業、希望するソースおよびターゲットファイル形式への対応、QAツールの使用による正確性の保証が可能かどうか)
  • 翻訳プロセス中の変更に柔軟に対応できる

また、Language Service Provider(LSP、言語サービスプロバイダ、翻訳会社)に以下のような情報を提供することにより、翻訳工程がより円滑化されます。

  • 企業用語
  • スタイルガイド
  • ターゲット層に関する詳細
  • 企業価値や製品・サービスに関する具体的なメッセージ

Moz社(SEO・インバウンドマーケティング全般の情報とツール提供)の共同設立者であるRand Fishki(ランド・フィシュキン)氏は、「競合に勝つためには、特定のキーワードの検索結果の最初の10件よりも10倍優れた文章を書く必要がある」と提案しています。

翻訳を念頭に置いてコンテンツを作成することで、将来のローカライズ(現地化、翻訳)費用を削減し、翻訳会社にも正確な翻訳を依頼することができます。

「翻訳中」の品質管理について

翻訳品質管理戦略において重要なのは、実際の翻訳プロセスです。

Language Service Provider(LSP、言語サービスプロバイダ、翻訳会社)にはすべてのコミュニケーション・チャンネルをオープンにし、問題が発生した瞬間に明確化する必要があります。

翻訳者はコンテンツ品質の最初の外部チェック機関であり、コンテンツに関連する問題にはできるだけ早く対処しなければなりません。

これは、クライアント、翻訳者、プロジェクトマネージャー、開発者、デザイナーなど、すべての関係者の協力によってのみ実現可能なことです。

正確な翻訳の実現につながる翻訳工程を確立するために、すべての問題はすべての関係者がアクセスできる翻訳ツールに記録されるべきです。

翻訳者は問い合わせ内容とその回答を追跡でき、他の関係者は問い合わせにコメントしたり、回答したり、リダイレクトしたりできるようにしなければならないのです。

世の中では翻訳を支援する、言語技術ツールの導入が進んでいます。

2009年に欧州委員会の翻訳総局が行った調査(study by the European Commission Directorate-General for Translation)では、回答者1,103人のうちわずか562人しかこのようなツールを使用していませんでしたが、現在では品質を確保するための標準となっています。

翻訳管理システム(TMS)は、翻訳のワークフローを管理し、自動化するのに役立ちます。正確な翻訳を約束する信頼できるLSPは、このようなツールを採用し、翻訳の品質を損なうことなく、使用する用語の正確さと翻訳プロジェクトの迅速な展開を保証します。

A translation management system(TMS、翻訳管理システム)は、翻訳工程を管理し、自動化するのに役立ちます。

正確な翻訳の提供を約束する、信頼できるLanguage Service Provider(LSP、言語サービスプロバイダ、翻訳会社)は、このようなツールを採用し、用語の正確性を保証し、翻訳の品質を落とすことなく翻訳プロジェクトの納期を早めることができるのです。

【正確な翻訳とは?】翻訳に品質管理戦略が必要な理由

「翻訳後」の品質保証の重要性

翻訳後の品質保証は、正確な翻訳を確保するための品質管理戦略に於ける重要な要素であり、最低限、次の二つの要素を含むものです。

  • 編集者と校正者による翻訳レビューで、テキストにスペル、文法、文体の間違いがないことを確認する
  • GALA(Globalization and Localization Association、翻訳、インターナショナリゼーション、ローカリゼーション、グローバリゼーション業界の米NPO法人)に掲載されたKlaus Fleishmannの論文にあるような「あらゆる課題を伴う国内でのレビュー」

有資格のLanguage Service Provider(LSP、言語サービスプロバイダ、翻訳会社)は通常、お客様への納品前に、翻訳テキストの完全なQA(品質保証)を実施します。

SDL Studio Trados、MemoQ、VerifikaなどのQAツールを使用すると、可能な限り高い精度と品質を確保しながら、時間とコストを節約できます。

また、実行された品質チェックの証として、それらプログラムから出力される検証結果にも期待できます。

翻訳プロジェクトマネージャー(PM)の役割

プロフェッショナルな翻訳サービスのプロセスのひとつして、個々のお客様を担当する翻訳プロジェクトマネージャー(PM)の任命があります。

翻訳プロジェクトマネージャー(PM)は、Language Service Provider(LSP、言語サービスプロバイダ、翻訳会社)の窓口のひとつとして、以下の事項を確実にすることで全体のプロセスを円滑に進めます。

  • お客様のニーズに合わせた翻訳ワークフローの構築
  • プロジェクトに関連するすべての文書が適切に保管
  • プロジェクトに関連する翻訳メモリや用語集を確立、翻訳中や将来の参照に使用可能とする
  • 翻訳プロセスで発生したすべての問題にタイムリーに対処
  • QAを適切に実施

翻訳プロジェクトマネージャーは、お客様の会社や製品について詳しく知ることで、翻訳プロセス全体の品質を高め、正確な翻訳を提供するための貴重な言語的アドバイスをすることもあります。

まとめ

以上、「【正確な翻訳とは?】翻訳に品質管理戦略が必要な理由」でしたがいかがでしたでしょうか。

当社は翻訳の目的や、翻訳する文書の特徴、性質などを正しく理解、見極め、相手国の文化的背景を念頭に、ホームぺージや契約書、取扱説明書、プレゼン資料、リリース、ゲーム、アプリその他あらゆるビジネスで必要なドキュメント、テキストの「プロ翻訳者による翻訳」を、英語を中心に世界120か国語で行ないます。

高い品質が求められる外国語対応や翻訳についてもしお困りでしたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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