【多言語コンテンツマーケティング戦略】における5つの失敗例

翻訳外注ノウハウ

多言語コンテンツマーケティング戦略で失敗していませんか?

ビジネスの成長には顧客基盤の拡大が欠かせませんが、多言語コンテンツマーケティング戦略は潜在的な利益にどれほどの影響を与えるのでしょうか。

海外市場の開拓を始めたばかりでも、壁にぶつかっているところでも、多言語コンテンツを開発する際に避けるべき5つの失敗例をご紹介します。

※本コラムはAccelingo社のコラムを元にお届けしています。

母国語という好みを無視する

海外市場に於いてもしあなたが現地の人の母国語でコミュニケーションをとっていないなら、マーケットの巨大なセグメントを取りこぼしている可能性があります。つまり、利益流入の機会を逃しているということです。

Common Sense Advisoryの調査によると、24か国にまたがる2億400万人のスペイン語ユーザーは、総額3兆5000億ドルの消費力を持っていることが分かっています。

もし、あなたのビジネスを行なうマーケットがこの24か国のいずれかに含まれているとしたら、英語でしかマーケティングしていない場合、あなたのビジネスはどれだけの利益を逃しているのでしょうか?

同じくCommon Sense Advisory のレポートによると、スペイン語ユーザーのいる24か国を除くと、合計21の言語で世界のオンライン利用者の90%に達しています。

つまり、英語だけでマーケティングを行なうことは、膨大な数の潜在顧客層をスルーすることになるのです。

多言語によるアプローチは利益を増大させ、さまざまな言語を使う顧客と、より効果的な関係を構築することができるということです。

適切な翻訳を怠る

Chevy Nova(米シボレー社の小型自動車ノヴァ)がヒスパニック市場で売れなかったのは、その名前がスペイン語で「no go(ノー・ゴー)」と訳されたため」いう話をお聞きになったことがあると思います。

この話には何の根拠もなくノヴァはすべての市場でとてもよく売れましたが、これは「製品を宣伝する際は現地の言語と文化を念頭に置く」ということを世界中のマーケティング部門に注意喚起する好例です。

数十年経った今でもこの話が有名なため、世界中のマーケティング担当者は「ノヴァ」の命名者を陰で笑っています。

小規模な企業の場合は特に、言語ベースのマーケティングでの失敗が直接的に顧客離れに結び付くかもしれません。

結局、マーケティングは顧客のニーズに対応するためのものであり、マーケティング・メッセージの適切な翻訳を怠ると、顧客を怒らせるか、少なくとも混乱させる危険性があるのです。

Coors’(米クアーズ社)のスペイン語キャンペーンの失敗として、同社のスローガン「turn it loose」があまり好ましくない身体機能を表す俗語に翻訳されてしまったという例が挙げられます。

この例でももしCoors’(米クアーズ社)がスペイン語を話すマーケティング担当者を雇ってさえいれば、より強固な多言語コンテンツマーケティング戦略の実施が可能となり、結果的にコストを削減できたかもしれません。

現地の人材を採用していない

コンテンツを現地に最適なように翻訳するだけでなく、各言語のネイティブスピーカーと協力することで、顧客との信頼関係を築くことができます。

海外向けソーシャルメディアやウェブサイトでは、ターゲット地域の言語や習慣を理解し、ソーシャルメディアに精通した現地人を採用することで、親近感のあるペルソナを設定することができます。

マーケティング担当者のためのランディングページとコンバージョンマーケティングのプラットフォームであるUnbounce(アンバウンス社、カナダのソフトウェア会社)は、海外市場向けの現地人材の確保について独自の見解を持っており、ターゲットとする地域に住んでいるか、その地域出身であるマーケターを採用することを同社は特に勧めています。

バイリンガル(またはマルチリンガル)のマーケティング担当者や協力会社を採用することで、現地に基づいたコンテンツの優先順位付けを効率化することができます。

【多言語コンテンツマーケティング戦略】における5つの失敗例

コンテンツをコピー&ペーストしている

効果的なマーケティング戦略や多言語対応が可能な優秀なソーシャルメディアチームがあっても、既存のコンテンツを新しい市場で活用できていないのであればそれは損失といえます。

また、既存のブログ記事やマーケティングキャンペーンすべてをコピーし、翻訳し、貼り付けるだけでも十分ではありません。

新しい言語でコンテンツを再利用する際に重要なのは、文章のニュアンスだけでなく、読者になじみのある文化的な参考情報や用語を統合することです。

顧客と顧客が使う母国語でコミュニケーションすることは、正しい方法で行なえば効果的ですが、間違った方法で行なうと顧客を遠ざけるだけです。

Unbounce(アンバウンス社、カナダのソフトウェア会社)では、多言語コンテンツマーケティング戦略の中心は「現在のコンテンツをよく見て何が最も人気があるかを確認し、その後新しい国際市場向けに適応させること」を推奨しています。

コンテンツの翻訳ははじめの一歩ですが、ローカライズも重要だということです。

市場調査をしなかった

海外向けのコンテンツの翻訳や改良に取り組む前にまず、その市場を特定する必要があります。

儲かりそうな市場を恣意的に選ぶのではなく、まずは既存のビジネスモデルを検証することが重要なのです。

海外進出前にすでに海外のユーザーを獲得していたても、いざ海外販売を始めるとそのユーザーを失ってしまうかもしれません。

Common Sense Advisory のレポート「Can’t Read, Won’t Buy(読めないものは買わない)」に要約されているように、顧客は購買の意思決定をする際に母国語が使えることを好みます。

お客様の母国語ではなく、その第二言語ひとつ(多くの場合英語)だけでコンテンツを提供すると、お客様がウェブサイトを快適に利用するに当たり若干の不都合が生じます。

そしてそれはお客様を「母国語で十分な情報を得たい、というニーズを理解してくれる企業へ」と向かわせることになるのです。

Business2Communityではこのような知識をもとに、ターゲット市場の絞り込み、ソーシャルメディアチャンネルの選択、コンテンツのローカライズを提案しています。

そのためにはターゲット地域の文化や言語を調査し、コンテンツの適合と翻訳のための適切な戦略を見つけることが必要です。

先走りは禁物です。国際市場への進出は簡単なことではありません。しかし正しい方法で準備をすれば、必ず成功できるのです。

まとめ

以上、「【多言語コンテンツマーケティング戦略】における5つの失敗例」でしたがいかがでしたでしょうか。

当社は翻訳の目的や、翻訳する文書の特徴、性質などを正しく理解、見極め、相手国の文化的背景を念頭に、ホームぺージや契約書、取扱説明書、プレゼン資料、リリース、ゲーム、アプリその他あらゆるビジネスで必要なドキュメント、テキストの「プロ翻訳者による翻訳」を、英語を中心に世界120か国語で行ないます。

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