私たちは変化を必要としています。
国連が「すべての人にとってより良い、より持続可能な未来を実現するための青写真」となる17のグローバル目標をまとめた「持続可能な開発目標(SDGs - Sustainable Development Goals)」を導入して以来、私たちの社会を新しい方向に導く時が来ていることはこれまで以上に明らかとなっています。
しかし国連が設定した目標は大きく、把握しにくいものです。そこでSDGsとその達成に向けた人間の理解とのギャップを埋めるために、SDGsコレクティブ・インパクトが生まれました。
James VeenhoffとMitra van Raaltenが発起人となり、Frédérique MoolenbeekとMitraが持続可能な未来に向け、「私たちは、目標設定にとどまらず、企業が業界のパイオニアとなり、顧客だけでなく、他のすべてのステークホルダーに感動を与えることを目指します。」と、このグループの舵取りを担っているのです。
※本コラムはFronteer社のコラムを元にお届けしています。
SDGsを重要視する理由はなにか
Mitra「SDGsは自然保護や持続可能性から包括性、地球規模の幸福まで、17の目標と169のユニークな指標から構成されており、幅広く、超広範囲に渡っています。だからこそ現在多くの人や企業が迷走していますが、「誰も置き去りにしない」というミッションは、人々が共感できる美しい包容力のあるかたちをしているのです。SDGsは、より具体化されたときに「善」のためのグローバルな言葉となるのです。」
SDGsの言葉を理解するために私たちは、二つの課題を克服しなければなりません。
- サステナビリティ(持続可能性)の意味を再定義すること
- それはもう気候だけの問題ではありません。これまで「持続可能性」は誰もが自由に解釈できましたが、SDGsではそれを測る尺度が導入され、自分自身に挑戦することができるようになりました。
- 活動に必要な時間を大切にすること
- たった一週間で企業が良くなるわけはありません。サステナブル(持続可能)になるためには、企業のミッションやビジョンに立ち返り、ブランドや目的志向の戦略を再定義することが必要です。
すべてのビジネスは、ベースライン測定(基線測定)、ゼロベンチマーク(指標ゼロ)から始め、自社に最も適したSDGs指標を通じて具体的な目標設定を始めるべきです。
Frédérique「測定可能な目標を設定すれば、自分自身や他の人に挑戦することができます。このようなことをする人、話す人が増えれば増えるほど、それが何を意味し、どのように私たちの役に立つのかを理解し始めるのです。」
このように、SDGsコレクティブ・インパクトは、世代やバックグラウンド、専門性の異なる多様な人々を積極的に巻き込むオープンなプラットフォームとして機能し、常にコラボレーションの輪を広げていく、包括的な集合体なのです。

SDGsコレクティブ・インパクトとは?企業がSDGsを理解するためにどのようなことを行っているのか?
SDGsコレクティブ・インパクト(様々なプレイヤーが共同して社会課題解決に取り組むための一つのスキームであり、共同の効果を最大化するための枠組みのこと)は、SDGsの多様な専門知識を持つ、成長し続けるチームです。
これらの多様な専門家は、企業がプロジェクトに関連するSDGsを理解し実現するためのあらゆるステップを、その過程で企業の人々を巻き込みながら、協働で支援します。
Mitra「私たちは、企業内でSDGsに関するトレーニングを行うためのプラットフォームを作成しています。このプラットフォームでは、浸透に必要なだけじっくりと時間をかけることができます。それはビジョンとミッション、ブランド戦略、目的志向の戦略から始まりますが、意義のある起業家、企業として何をしたいのか?アイデアや知識の交換は集合体の重要な部分です。」
Frédérique「私たちの仕事のやり方は、5年先の世界を理解することから始めることです。その未来においてブランドや企業の役割は何か、どのSDGsが最も適しているか、などプロセスのさまざまな部分で異なる分野の専門性を組み合わせることが、私たちが目指すところです。」
これはSDGsコレクティブ・インパクトの核となる強みであり、この集合体は最初から常に、成長と新しい方向性に開かれたものとして開発されているのです。
Mitra「しかしすべては明確な第一歩を踏み出し、関連する測定基準を定義することから始まります。私たちは、現在のインパクトは何か、将来的に設定したい目標は何か、という最初の質問に答えるお手伝いをします。私たちは一緒にその答えを見つけ、SDGsが単に大きく抽象的な目標ではないことを確認します。SDGsは誰もが理解できる、現実的で明確なステップで刻まれており、その進捗を測定することができるため、ポジティブなインパクトを生み出し始めることができるのです。」
SDGsコレクティブ・インパクトは、最初のプロジェクトを開始し、現在はSDGsに基づく企業の具体的な目標設定を支援していますが、これはまだスタート地点に過ぎず、近い将来、この集合体を単なる戦略の作成にとどまらないものにしたいと考えています。
Mitra「考えることと実行することを組み合わせたい。それが私たちがビジネスを改善するために与える力です。一緒にインパクト・サイクルを達成したら次は行動する番です。だからこのコラボレーションには何年もかかるのです。集合体はあなたが望む場所に行くための集中力を生み出すのに役立ちます。また、コラボレーションをすることで、自分が学んだ知識を他の人が学べるように共有し始めることができます。今こそ、経験を交換する時なのです」
インパクトの共創に向けた準備
そのプロセスはすでに始まっています。SDGsの戦略定義に取り組んでいる間に、考えることと行動することを結びつけるためのパートナーシップが生まれます。
このように多様な専門性がインパクト・サイクルの中で共創していくのはあっという間です。SDGsを世界共通言語とし、新しい社会の基盤にしようではありませんか。
まとめ
以上、「【SDGsを世界共通言語とするための解釈】とは」でしたがいかがでしたでしょうか。
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