【グローバルカンパニー】の作り方

翻訳外注ノウハウ

ほとんどの経営者は、いつの日か世界最大の企業になることを望んでいます。しかしそうなるために企業は、地場の外に出る準備をしなければなりません。

グローバルビジネス構築への道は長く険しいものですが、踏破することは可能です。しかしこれは会社を経営する上では当たり前のことですが、無計画な突進は間違いなく失敗につながります。

グローバルカンパニーはどのようにして作ればよいのでしょうか?本コラムで説明します。

※本コラムはFounder Institute社のコラムを元にお届けしています。

事業拡大計画の立案

最初からグローバル化を視野に入れる

グローバルカンパニーの構築を成功させるためにはまず、その土台となる基盤を確立する必要があります。以下は、事業拡大の計画を立てる際に考慮すべき最も重要なポイントです。

  • 企業は初めからその拡大志向を伝える行動指針を掲げる必要があります。なぜならそれがグローバル化という文化を社内に定着させ、多くの重要な意思決定に浸透することになるからです。また、自社を包括する行動指針を持つことは、マーケティングや世の中の受け止め方にも影響を与えます。以下は世界の大企業の行動指針です。
    • Google(グーグル): To organize the world’s information and make it universally accessible and useful.(世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすること)
    • NIKE(ナイキ): To bring inspiration and innovation to every athlete in the world.(世界中のすべてのアスリートにインスピレーションとイノベーションをもたらすこと)
    • Facebook(フェイスブック、Meta): To give people the power to share and make the world more open and connected.(人々に共有する力を与え、世界をよりオープンでつながったものにすること)
  • 特に上級職や管理職には、国際的な経験を持つ社員を探し、採用するよう努力しましょう。国際化やローカライズの経験の有無をこれら役割の必須条件とすることで、貴重な専門知識を取り入れることができるかもしれません。
  • グローバル化する際に、知的財産(IP、Intellectual Property)が保護されていることを確認しましょう。まずは、進出先として想定される上位10~20の国や地域で、商標とドメインを登録することから始めましょう。

グローバル展開の戦略を決める

グローバル展開に向けた準備の第一歩を踏み出したら、次に国際的な成長のための戦略を定義する必要があります。以下の5つの質問は、堅実な計画の土台作りに役立つはずです。

  1. 目標を定める
    • 「2020年までに欧米でモバイルゲームの売上トップになる」といった定性的なものでも、「2019年までにアジア以外からの売上を45%にする」といった定量的なものでもOKです。いずれにせよ、野心的で、具体的で、測定可能な目標にしましょう。
  2. ターゲット国を決める
    • 最小の投資で最大のリターンを得られる国を選びましょう。たとえば自国と同じ言語や似たような市場を持つ国に進出するといったことです。定量的なスプレッドシートを作成し、自社のニーズに最適な基準で世界の国々をランク付けしてみましょう。
  3. 発売する製品を決める
    • Twitterのように地域に関係なく同じように機能する製品でない限り、進出する地域によって製品または製品群のカスタマイズが必要になります。進出する地域が決まったら、その市場に対応した製品にする必要があるのです。
  4. 市場への出し方を決める
    • 進出する国にはそれぞれ独自の課題や要件があります。たとえば携帯電話会社であれば、携帯電話事業者との提携が最適な選択となります。また、企業向けソフトウェアを提供する企業であれば、直販部隊を採用する必要があるかもしれません。
  5. オペレーションモデルを決める
    • オペレーションモデルは、中央で管理する予定の機能と、ローカルで管理する予定の機能に基づいて決定されるべきものです。現地法人にどの程度の裁量権を与えるかは、自社のビジネスモデルや収益モデル、製品、規模、マーケティング戦略によって決まりますので、オペレーションモデルには十分な注意を払う必要があります。
【グローバルカンパニー】の作り方

現地でのプレゼンス確立

他の国に拡大するための明確な計画ができたら、その計画を実行に移して新しい地域に拠点を構えましょう。

The Next Web の記事「How to Take Your Startup Global on a Shoestring Budget(低予算でグローバルに展開する方法)」で、Alec Lynch氏(DesignCrowd社CEO)は、新しい国に進出する準備ができた創業者に役立つヒントをいくつか提供しています。

ここでは、プレゼンスを確立する際に留意すべき点をいくつか紹介します。

  1. 自社をローカライズ(現地化)する
    • 現地のドメイン名と電話番号を確保し、現地の通貨を使えるようにすることで、適切にビジネスが行なえるようになり、自社を正当に評価することができようになります。これらの作業が完了したら、マーケティングのキャッチコピーに使用するサンプル顧客やお客様の声など、会社の細かい部分をローカライズする作業に取りかかります。
  2. Googleを活用してローカルでの成長を図る
    • オンライン広告は企業のマーケティングに最適な方法であるため、市場の需要の検証や最初の売上の獲得など、マーケティングのニーズに応じてGoogleを使用する必要があります。
  3. 現地企業とのパートナーシップの構築
    • 新しい地域で製品を発売する前に、その地域の市場を徹底的に調査し、同じような業界の既存の大企業と提携できる可能性があるかどうかを調べましょう。パートナーシップを活用することで、さらに多くの国への進出が可能になるかもしれません。
  4. 現地企業を買収する
    • 会社をグローバルに展開するためとはいえ、この方法には費用がかかり、かなりの資金を必要とするため誰にでもできることではありません。しかしもしあなたの会社がこの道を歩む余裕があるならば、望ましい地域の会社を買収することは、新しい国に進出するための効果的な方法となります。
  5. コンテンツを活用してユーザーを増やす
    • 前述のとおりオンライン・マーケティングは現在、ユーザー獲得のための最も一般的かつ、効果的な方法ですので、海外の新しい消費者に向けてカスタマイズされたコンテンツを作成しましょう。たとえばバイラルコンテンツ、インフォグラフィックス、業界のインサイトなどは消費者を惹きつけ、あなたの会社の存在感を確立するのに適しています。
  6. ソートリーダーシップ(特定の分野の権威)を発揮して信頼性を高める
    • ソート・リーダーシップとは、企業やコミュニティの専門知識、経験、使命に基づくコンテンツ・マーケティングの一種です。ソート・リーダーシップは、信頼関係を築きながら、より個人的で有意義な方法で消費者と関わり、自社を宣伝する優れた方法なのです。
  7. 企業ブランドを確立する
    • 新しい国で会社を立ち上げる際に最も難しいことのひとつは、ブランドを確立することです。前述した多くの戦術は企業ブランドの確立に役立ちますが、最良の方法は現地での強力なPR活動です。新しい国での事業開始のタイミングを待ち、現在行われている地元のイベントや、自社のサービスが最も役立つ可能性があるイベントに関連付けるのです。

会社を成長させる

新しい国に進出したら、その進捗を生かして自社を次のステージに進め始める時期です。

Zkipster社の共同設立者であるDavid Becker氏は、The Guardianの記事「How to Take Your Startup Global Without Going Bust(スタートアップを破綻させることなくグローバルに展開する方法)」で、会社を拡大した自身の経験について書いています。

以下では、会社の拡大を最大限に活用し、確実に成功に導くための彼のインサイトをご紹介します。

国はひとつずつ、会社を広げていく

新しい国への進出は、進出先によってはかなりのコストがかかるため、一度に複数の国に進出するのではなく、ひとつの国でしっかりと会社を設立してから、次の国へ進出することが重要です。

次にどこに進出するかは慎重にかつ、綿密な計画を立ててください。特に大都市ではオフィスの賃料や弁護士費用などの運営コストが、非常に高くなることを忘れないでください。

しかしそれらの地域はビジネスを拡大する上で最も魅力的で有利な場所であるため、生活や仕事のコストが高くても躊躇する必要はありません。

新しい国で物理的に初めて事業を行なう場合は、現地のコーヒーショップやコワーキングスペースを活用してコスト削減を図りましょう。

現地法人を設立し、現地でのプレゼンスを高める

物理的な製品ではなくクラウドベースやモバイルの場合、新しい国で物理的な存在感を示す必要はないと思いがちです。

確かに、アプリはインターネットに接続できる場所ならどこでもダウンロードできますが、現地で強い存在感がなければ、誰かがあなたのアプリに出会う可能性は、紹介ではなく完全に偶然に委ねられてしまうのです。

現地にオフィスを構えた企業は飛躍的な成長を遂げることは、これまでに何度も証明されています。新しい国で人気を博した後は、現地にオフィスを構えることが企業の成長を継続させるために不可欠なのです。

企業文化を大切にする

企業が国際的に成長し続けるためには、現地チームのメンバー全員が、会社の原点である価値観を共有できるようにすることが重要です。

従業員数がまだ比較的少ない場合でも、事業範囲が複数の国にまたがる場合は、すべての従業員が必要な情報にアクセスできるようにすることを最優先すべきです。

また、創業者チームはできるだけ定期的に現地のチーム、見込み客、顧客、オピニオンリーダーと物理的に会う時間を確保すべきです。

電子メールや電話だけで会社を管理し、成長させることができると考えるのは幻想であることを忘れないでください。

まとめ

以上、「【グローバルカンパニー】の作り方」でしたがいかがでしたでしょうか。

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