【翻訳料金と翻訳納期】の決まり方

翻訳外注ノウハウ

一概に翻訳料金と言っても、そこにはさまざまな要素が含まれており「純粋な翻訳作業だけに掛かる料金」ではありません。翻訳料金とはどのようにして決まるのでしょうか。

主な要素は次の5つです。ひとつずつみていきましょう。

言語ペアによって決まる

言語ペア」とは、「何語から何語への翻訳か」を表す、翻訳の際に必要な「2つの言語の組み合わせ」のことです。

日本語から英語(英訳)、英語から日本語(和訳)、日本語から中国語、中国語から日本語、といった組み合わせのことですが、この言語ペアによって翻訳単価が異なります。

尚、翻訳単価とは「翻訳が必要なる原稿(原文)に含まれる1文字または、1単語あたりの翻訳料金」のことです(翻訳単価について詳しくは【超簡単】翻訳単価の意味と決まり方をお読みください)

  1. 翻訳単価(言語ペアによって異なる)
  2. ボリューム(翻訳が必要な原稿の文字数または、単語(ワード)数)

翻訳料金はほぼこの2つの要素で占められるため、翻訳料金を決定付ける最初の要素は、「何語から何語への翻訳か」つまり言語ペアなのです。

尚、言語ペア別の翻訳単価は次のとおりです。

言語ペア翻訳単価翻訳単価の単位
日英(日本語→英語)20円原文日本語1文字あたり
日中(日本語→中国語)18円原文日本語1文字あたり
英日(英語→日本語)20円原文英語1単語あたり
中日(中国語→日本語)18円原文中国語1文字あたり
  • 上記は翻訳単価の例です
  • 日本語、中国語、韓国語の翻訳単価は、「原文1文字あたり」が基準となります
  • 欧米言語などアルファベットを使う言語(横文字)の翻訳単価は、「原文1単語(ワード)あたり」が基準となります
  • アラビア文字、タイ文字、クメール文字などについては翻訳会社によって基準が異なるためご確認ください
  • その他翻訳料金について詳しくは、翻訳料金をご覧ください

ボリュームによって決まる

「ボリューム」とは、翻訳が必要な原稿(原文)含まれる総文字数または、総単語数のことです。

ボリュームは、

  • 日本語、中国語、韓国語の場合は原稿(原文)に含まれる総「文字」数
  • 欧米言語の場合は原稿(原文)に含まれる総「単語」数

が基準となりますが、いずれの場合も

  • 全部で何文字あるのか?
  • 全部で何単語(ワード)あるのか?

といった総文字数、総単語数(=ボリューム)が翻訳料金に大きく影響することは言うまでもありません。

原稿(原文)に使用されている言語ボリュームの算出単位
日本語、中国語、韓国語などの場合〇文字
英語、欧米言語などアルファベットの場合〇単語(ワード)

分野によって決まる

分野」とは、金融、法律、IT、工業、医薬、その他、など「翻訳が必要な原稿の内容や種類」を指します。

前述の言語ペア同様、分野によっても翻訳単価が異なるため、これも翻訳料金を決定付ける大きな要素となります。

たとえば、日英翻訳(日本語から英語への翻訳、英訳)を必要とする2種類の原稿がある場合、専門的で翻訳の難易度が高い分野のほうが翻訳単価は高くなります。具体的には次の表のとおりです。

分野翻訳単価条件
金融、法律の場合20円/字原文(原稿)日本語1文字あたり
IT、工業の場合18円/字原文(原稿)日本語1文字あたり
  • 上記は翻訳単価の例です
  • 取扱分野について詳しくは取扱分野をご覧ください
  • 分野別の翻訳料金について詳しくは翻訳料金をご覧ください

翻訳以外に必要な作業の有無によって決まる

「翻訳以外の作業」とは、主にレイアウト作業など純粋な翻訳以外に必要な作業を指します。

  • 翻訳の作業効率が著しく落ちる
  • フォントやサイズ、改行調整といった作業が必要となる

といったことから、純粋な翻訳に必要な作業量とは別に「レイアウト作業料」などとして加算されます。

レイアウト作業が必要になるのは、原稿(原文)が次のような状態のときです。

原稿の状態必要な作業
テキストボックスが使用されているマウスを使用して入力箇所を移動する必要がある
作表機能が用いられている高さ、幅調整などが必要となる
目次リンクが設定されているページ変動にともないリンクを設定し直す必要がある
画像化されたテキストがあるテキストボックス処理で入力する必要がある
原稿がHTMLやXMLなどで作成されているテキスト抽出、埋め込みに特別な処理が必要となる
タグが埋め込まれているタグを破壊しないように特別な処理が必要となる

これらは代表的な例ですが、MS PowerPointで作成された原文(原稿)はすべてがテキストボックスで作成されているので、「レイアウト作業料」が加算される傾向にあります(翻訳会社によって異なります)。

納期によって決まる

納期」とは翻訳発注から初回納品までの期間を指します。

「初回納品」としているのは、翻訳の納品では一般的に、納品後にお客様による検収が必要となり、その結果によっては微調整、微修正して再度納品されるケースがあるからです。

納期は「翻訳者1名の、1日あたりの作業量」をもとに算出されますが、標準より短い納期で依頼した場合は「割増料金」が加算されることがあります。

尚、「翻訳者1名の、1日あたりの作業量」は次のとおりです。

原稿(原文)の言語翻訳者1名の作業量/日
日本語の場合3,200文字程度/日
英語の場合1,600単語程度/日
中国語の場合2,800文字程度/日

また、納期を算出する場合は次のように行ないます。

  • 原稿の総ボリューム(文字数、単語数)を、言語によって異なる上表の文字数や単語数で割る(端数切り上げ)
  • それに前工程(準備)として1日、後工程(チェック、仕上げ)として2日、の計3日程度を加える

ただし、上記はあくまでも例であり、その期間を保証するものではありません。

また、標準よりも長い納期で翻訳を依頼した場合でも、翻訳料金は必ずしも下がるわけではありません(詳しくは翻訳納期【超簡単】翻訳納期とその決まり方をお読みください)

まとめ

以上、「【翻訳料金と翻訳納期】の決まり方」でしたがいかがでしたでしょうか。

  1. 何語から何語への翻訳か
  2. 量(ボリューム)はどれくらいか
  3. どんな内容の文書か
  4. 純粋な翻訳作業以外に何かしなければならないか
  5. 翻訳する時間はどれくらいあるのか

この5つが翻訳料金(総額)を決定付ける基本的な要素であることはご理解いただけたかと思いますが、これら以外にもさまざまことで翻訳料金(総額)が変動します。

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