消費者のうち40%は、自国語でないウェブサイトからは購入しないと言われています。本コラムでは、翻訳サービスがあなたのビジネスにもたらすものについて説明します。

重要なのは、自国語だけでコミュニケーションしないことです。

自国内でもそこに住む人や使われる言葉はさまざまであり、海外の顧客やサプライヤーは自分にとっての母国語で話しかけられることを高く評価します。

ビジネスを自国語以外でも行うことで、従業員やサプライヤーとの文化やコミュニケーションの壁を避けることができますし、顧客がブランドから人として大切にされていると感じることもできます。

以下は、翻訳サービスがビジネスの成長に必要で役立つ5つのポイントです。

※本コラムはGrowthBusiness社のコラムを元にお届けします

ローカルで好感の持てるコンテンツ

新しい文化圏でビジネスを展開するなら、ローカルコンテンツの適応にフォーカスする必要があります。

なぜならそれによってメッセージや製品の細部が、現地の文化に適切に適合するようになるからです。

ローカルコンテンツに適応するには次のようなことを行います。

  • 現地で使用されている新たな言語や人口構成に対応するようにグラフィックを調整する
  • 読み易くするために横書きを縦書きに変えるなど、新たな言語に対応するようにメッセージのレイアウトを変更する
  • 製品またはマーケティングが、プライバシーや情報開示に関する法律など、現地の規制に適合していることを確認する
  • メッセージが文化的に無神経なものにならないようにする
  • 通貨記号や住所の書式など、製品やメッセージが自然に見えるように細かい部分を変更する

ソーシャルメディアへのリーチ

ソーシャルメディアは、新しい顧客を獲得し、ビジネスを成長させるための主要な手段です。

従業員やビジネスパートナーとのコミュニケーションに活用している企業もありますが、ソーシャルメディア上で顧客やビジネスパートナーの母国語や文化で対応するためのヒントは次のとおりです。

  • コミュニケーションを図りたい地域や言語で、どのようなソーシャルメディアプラットフォームが人気なのかを調べてみる
    • たとえば中国ではFacebookではなくRenren(人人網、レンレンワン)が使われている
  • 各プラットフォームの投稿方法を熟知しておく
    • Instagramは写真を多用し、Twitterは短い投稿を活用する傾向がある、Facebookは少し長めの投稿もできる、など
  • ソーシャルメディアの投稿を翻訳することは、継続的に必要であることを心に留めておく
    • 10,000人以上のフォロワーを持つFacebookアカウントは、月に31~60回投稿した場合に投稿あたりのクリック数が最も多く、さまざまなアカウントのなかで投稿あたりのクリック数が最も安定していたのは月に1~5回投稿しているアカウントだったというデータもあるが、これは定期的に発生する費用なのでマーケティング予算に必ず入れる必要がある
  • ソーシャルメディアへの投稿はプロが翻訳しなければならない
    • ソーシャルメディアは非常にカジュアルなものなので、ネイティブかつ、自然な形で人々に届けなければならない
    • 下手な翻訳をすると地域の文化を傷つけたり、堅苦しく聞こえたりする可能性がある
    • 多くのソーシャルメディアユーザーは、その投稿が攻撃的であったり不適切であると感じたりしてあなたのブランドのフォローを解除している

ウェブサイトSEO

SEOとは、検索エンジンに認識されるようにウェブサイトを最適化することです。

海外SEOとは、検索エンジンがどの国をターゲットにしているか、どの言語を使用しているかを知ることができるように、ウェブサイトを最適化することです。

海外SEOは複雑そうに聞こえるかもしれませんが、実はあるプロセスを踏むだけなのです。海外でウェブサイトを上位表示させるためには次のような方法があります。

  • ターゲットとする地域の慣習に合ったURL構造を使用する
    • これは日本のサイトがウェブサイトのアドレスの最後にco.jpをつける傾向があることと同じで、その海外版である
  • HTMLコーディングに言語タグを追加し、使用している言語を検索エンジンに伝える
  • ウェブサイトのコンテンツを新しい言語に翻訳することももちろん必要

他にも使えるアプローチはあります。

たとえば現地のIPでウェブサイトをホストすることもできますし、また、地域のリソースからのリンクをウェブサイトに構築することもできます。

また、どこの地域でもGoogleが使われているわけではないので、新しい地域ではどの検索エンジンが一般的かを調べ、その検索エンジンをターゲットにすることもできます。

【翻訳サービスがビジネスの成長に役立つ】5つのポイント

より使い易いEコマース

40%の消費者が「自国語以外のウェブサイトからは購入しない」と回答しているので、国内外を問わず、自国語以外の言語を使う顧客にアプローチしたい場合は翻訳サービスが必要です。

Eコマースページなら尚、地域の慣習を考慮する必要があります。

そしてアップデートの際も、ウェブサイトの設計に於いていくつかの要件に対処する必要があるかもしれません。

さらに、テキストを翻訳するだけでなく新たな言語でも読み易いように、ウェブサイトのレイアウトを調整する必要があるかもしれません。

また、商品ページやチェックアウトカートの通貨記号、お問い合わせページの住所や電話番号のフォーマットなど、さまざまなフォーマットの詳細をアップデートする必要がある場合もあります。

最後に、現地の特徴物を写真に収めたり、地域住民を代表するようなモデルを起用した画像に置き換えたりと、地域の慣習に合わせたグラフィックに変更することも必要です。

ローカルコンテンツにアップデートすることで、Eコマースサイトがクッキー通知やプライバシーポリシーなど、現地の規制に適合しているか、製品やメッセージが、現地の文化にわかりやすく、不快感を与えない形でうまく適合できているかを確認できます。

ただしそのためには、直訳できないような表現を避けたり、特定の印象を与えるような表現を避けるよう、書き直したりする必要も生じる可能性があります。

ターゲットを絞り込んだマーケティングメールキャンペーン

Constant ContactiContactHubSpotMailChimpなどのサービスを使えば、簡単にメールマーケティングを管理することができます。

しかしそこで送るメールは、受信者が自国語でうまく読めるようにプロのサービスを使って翻訳する必要があります

プロの翻訳サービスなら、機械には不可能な方法でメールキャンペーンを展開することができます。

たとえば人間の翻訳者なら次のようなことが行えます。

  • どの言語でも同じ文章のトーンを維持できる
  • どの言語でも通用するようにメールをレイアウトできる
  • 文化的に不快感を与える可能性のあるものを削除または、変更できる
  • 地域によって異なる、特定の使用習慣に合わせてメールをカスタマイズすることができる

これら以外にも、マーケティング文書には比喩的な表現が使われることが多く、その翻訳には高度な文化的理解が必要ですが、機械はこれを見逃すことが多いのです。

また、メールに少しでもプロらしくない部分があると、受信者はスパムの可能性があると判断して削除してしまう可能性が高いものです。

だからどの言語でもプロらしいメールにすることで、より多くの顧客やビジネスパートナーに届く可能性を高めることができるのです。

まとめ

以上、「【翻訳サービスがビジネスの成長に役立つ】5つのポイント」でしたがいかがでしたでしょうか。

当社は翻訳の目的や、翻訳する文書の特徴、性質などを正しく理解、見極め、相手国の文化的背景を念頭に、ホームぺージや契約書、取扱説明書、プレゼン資料、リリース、ゲーム、アプリその他あらゆるビジネスで必要なドキュメント、テキストの「プロ翻訳者による翻訳」を、英語を中心に世界120か国語で行います。

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