可能性は無限大。 理論的にはあなたの ウェブサイトは世界中の顧客にリーチできます。
そしてほとんどの場合、多言語ウェブサイトを作成することは理にかなっているのです。
すでにさまざまな国からの訪問者がいる場合、多言語の顧客基盤がある場合、またはさらに多くのユーザーにリーチしたい場合は、もっと明確で理解しやすい、モダンなデザインの多言語ウェブサイトを簡単に作ることもできます。
本コラムでは、たった 4つのステップで多言語ウェブサイトを作成する方法と、多言語ウェブサイトに関するヒントをご紹介します。
※本コラムはJimdo社のコラムを元にお届けします
目次
制作開始にあたってのアドバイス
複数の言語を使っているウェブサイトは、同じ内容でも異なるバージョンとして表示されるため注目に値します。
訪問者が探している情報をすぐに見つけられるように、簡潔なウェブサイトを作ることが重要です。
多言語ウェブサイトを簡単に作るための、全体的なヒントを以下にいくつか示します。
最初のナビゲーションメニューは「言語選択」
- 訪問者が最初にすることは、「言語を選択する」ことです
- 言語は、たとえば「英語」や「中国語」のように、目に見える唯一のサブページ(トップページ以外のページ)ですが、それ以外のサブページはすべてその次の画面に遷移した際に表示されるようにします
すべての言語のコンテンツを事前に計画する
- 多言語ウェブサイトとは、同じページやテキストが、異なる言語で並列に存在するウェブサイトのことを指します
- ナビゲーションメニューの構成をあらかじめ考えておくと、すべてがスムーズに進みます
- あとでウェブサイトを多言語で作り直すのは、最初からそうするよりも面倒です
ツールを使うのも選択肢のひとつ。ただしベストな方法ではない
- コンテンツを自動的に翻訳してくれるオンラインツールもあります
- それをウェブサイトに組み込めば、訪問者はワンクリックで言語を変更できます
- ただしメッセージが機械的になり、コンテンツの質は落ちます
4つのステップで多言語ウェブサイトを作る
ステップ1:「言語の選択」画面の作成
- ナビゲーションメニューの最初の画面に、提供したい言語毎にサブページを作成します
- そして各ページに「言語名」を付けます
- 既存のホームページを使用し、最初の画面で表示されるその他のサブページはすべて削除してください(ただし、作業前にコンテンツを保存することをお忘れなく)
- そうすると最初の画面には、ウェブサイトで提供したい言語のサブページだけが表示されます
- たとえば、次のようなイメージです。
- これでもう、最も重要なステップは完了です
- ウェブサイトを訪れたユーザーは、そこではさまざまな言語を提供していることを知ることができます
ステップ2:第一言語用のコンテンツを作る
- ここがウェブサイトの要です
- ここでようやく第一言語のサブページを追加することができます
- 理想は事前に計画を立てておくことです
- 簡単なナビゲーションメニューといくつかのサブページを用意することが一般的なのでお勧めします
- 次に、すべての情報、写真、ボタン、テキストを追加して、第一言語のページを公開する準備が整えます
- ナビゲーションメニューは次のようになります
- 第一言語ですべてのコンテンツを作成するメリットは、あとはそれをコピーするだけで他の言語でもすでに完成した構成が使えるという点です
ステップ3:追加する言語をナビゲーションメニューに加える
- 次は、追加する言語用にナビゲーションメニューを拡張します
- 第一言語用に作成したサブページをコピーして、別の言語用のページに貼り付けるだけです
- サブページ名を翻訳することもお忘れなく
- サブページをコピーせずに一から作ることももちろん可能ですが、コピーしておけば後で各サブページの構成を作り直す手間が省けるということです
- これでサブページを第一言語から他の言語に切り替えると、ナビゲーションメニューは次のようになるはずです
- ヒント
- すべての言語が同じナビゲーションメニュー構成であることが理想です
- ある言語に存在するぺージが他の言語では見当たらないと、訪問者は煩わしく思うことがあります
ステップ4:コンテンツを翻訳する
- これで基本的な枠組みは整いました
- 最初の画面は「言語の選択」で、 それぞれのサブページは次の画面で見つけることができます
- 次に、サブページのコンテンツの翻訳を開始しますが、そこでは以下のような点について考えましょう
- 文章
- 見出し
- ボタン (CTA)
- 代替テキスト
- 前述したとおり、できるだけ多くのコンテンツを翻訳、多言語化することをお勧めします
- ただし、特定の言語にとって適切でないコンテンツは削除してください。
- ところで、コンテンツを翻訳する最良の方法とは何でしょうか?
- Google翻訳やDeepLなど、コンテンツを自動的に翻訳できるオンラインツールはたくさんあります
- しかし、すでにご存知だと思いますが、自動翻訳(機械翻訳)されたコンテンツが元の言語のときと同じようなインパクトを与えることはほとんどありません
- つまり、「コンテンツを自動翻訳(機械翻訳)して、それをそのままウェブサイトに使うのは最良の方法ではない」ということです
- 自動翻訳(機械翻訳)ツールにはそれに相応しい用途があるのです
- たとえば「完璧な表現」よりも「内容の意味」が重要な文章の場合などです
- ただしその結果は100%正確ではないので、必ず翻訳者またはその言語を母国語とする人にチェックしてもらう必要があります
- よってそれ以外の、内容と同じくらい言い回しや口調が重要なコンテンツは、プロの翻訳者に翻訳を依頼するのが最良の方法です
- それがぺージを訪れる人にとって自然で、流暢なコンテンツにする唯一の方法です。
- 必要な言語のプロ翻訳者に心当たりがない場合は、翻訳会社に問い合わせたり、ProZ.comなど専門サイトで目ぼしい翻訳者を探してみるのも良いでしょう
- ヒント
- 言語にあまり詳しくない場合は、その言語を話せる人に文章を校正してもらうことをお勧めします
- 流暢に話せない言語の場合は特に、文章の間違いを見つけることは困難です。
- 以上の4つのステップが完了したら、ウェブサイトは多言語化され、海外ユーザーを受け入れる準備が整ったということになります
多言語ウェブサイトの例
以下は一例ですが、このページはドイツ語と英語で訪問者にコンテンツを提供しています。
それぞれのページは「Home DE」と「Home EN」と表示され、ドイツ語を話す訪問者にも英語を話す訪問者にもわかり易くなっています。
ナビゲーションメニューも多言語化されています。
多言語ウェブサイトに関するその他のヒント
多言語ウェブサイトのSEO
以前はウェブサイトに複数の言語が混在しているとすぐに、検索エンジンが混乱してしまうことがありました。
しかし現在、Google はサブページ上のさまざまな言語を識別し、正しくインデックスすることに非常に優れています。
また、ウェブサイトを複数の言語で利用できるようにすることは SEO にとって良いことであり、実際にGoogleのランキングも向上します。
これは検索エンジンがさまざまな言語で検出できるキーワードがさらに多くなったからです。
その可能性を活用しましょう。SEOに正しく向き合えば、多言語ウェブサイトはきっと上位にランクされるようになります。
最も重要なことは、さまざまな言語のキーワードを見つけて、関連するサブページにコンテンツとして加えることです。
多言語ウェブサイト作成チェックリスト
- メニューナビゲーションの最初の画面は「言語選択」にする
- 次の画面の構成は各言語とも同じにする
- すべてのサブページは同じ構成にする
- すべてのコンテンツが翻訳されている
- 各言語でキーワードが実装されている
- 法的通知、プライバシーポリシーなど、どの程度まで翻訳する必要があるかチェック済みである
- すべての言語のぺージは、それを母国語とするネイティブスピーカーが校正済みである
- ウェブサイトの公開
ご覧のとおり多言語 ウェブサイトの作成は、他のサイト作成と比べてそれほど難しくありません。
鍵は「適切な計画」です。
これで海外のお客様を楽しみに待つ準備が整ったことになるのです。
まとめ
以上、「【ウェブサイトを多言語化する】最適な方法とは?」でしたがいかがでしたでしょうか。
当社は翻訳の目的や、翻訳する文書の特徴、性質などを正しく理解、見極め、相手国の文化的背景を念頭に、ホームぺージや契約書、取扱説明書、プレゼン資料、リリース、ゲーム、アプリその他あらゆるビジネスで必要なドキュメント、テキストの「プロ翻訳者による翻訳」を、英語を中心に世界120か国語で行います。
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