【自動翻訳(機械翻訳)が人間翻訳に勝てない】4つの理由

翻訳外注ノウハウ

自動翻訳(機械翻訳)がその精度を急速に向上させている近年、敢えて翻訳会社に翻訳を依頼する意味はあるのでしょうか?Google翻訳を使えば外国語の文章も瞬時に自分の国の言葉に変換できます。ニューラルAI機械翻訳のおかげで、以前より翻訳の精度もかなり高くなってきました。確かに、文章の概要をざっとつかみたいだけなら自動翻訳(機械翻訳)は便利なツールでしょう。しかし他の人に読ませる文章を作る場合、その精度はまだまだ心もとないというのが実情です。本コラムでは、翻訳会社に翻訳を依頼するメリットについて解説します。

原文の意図を正確に訳文に反映できる

翻訳は、単純に語学力が高ければできるものではありません。文脈や背景を把握し、原稿が書かれた目的や意図を汲み取る「読解力」、そして情報を正確に読みやすく訳文に展開する「表現力」が不可欠な仕事です。しかし自動翻訳(機械翻訳)は、原稿に書かれた内容以上の情報を理解してくれません。書いてあることをそのまま外国語に置き換えるのが自動翻訳(機械翻訳)なので、読み易さの点ではいまだ不安要素が多いのが実情です。「原稿と翻訳された文章を見比べながら読み進めればなんとか意味がわかる…」程度のクオリティでは翻訳の意味がないのです。

また、言語には各国の文化が詰まっています。翻訳する前の言語と翻訳した後の言語、それぞれを使う国の文化に対する理解度が高くなければ質の高い翻訳を提供することはできません。この点において自動翻訳(機械翻訳)にはまだ課題が残ります。これに対し翻訳会社には、各社独自の試験に合格した、レベルの高い翻訳者が多数在籍しています。翻訳会社のコーディネーターと呼ばれる仲介者が原稿の内容を確認し、適切な翻訳者を選んで仕事を依頼するため、読み易さの点で自動翻訳(機械翻訳)より圧倒的に信頼度が高いのです。

誤訳のリスクを抑えられる

近年の自動翻訳(機械翻訳)の進化は目覚ましく、瞬時に、ある程度のクオリティを保った翻訳結果を得ることができます。読み物として翻訳結果をそのまま使うのは不十分かもしれませんが、ざっと概要を把握する分にはこれで十分です。しかし自動翻訳(機械翻訳)もまれに大きな間違いを犯すことがあります。概ね「それっぽい」翻訳結果を得られてしまうために、逆にその大きな間違いに気付けないこともあるのです。

たとえばレストランのメニューで「冷や汁」があったとしましょう。日本人なら「冷や汁」と書かれていれば「冷たい味噌味の汁物料理」を想像するでしょう。しかし、これをGoogle翻訳すると「Chilled juice(冷たいジュース)」になってしまいます。これでは外国人観光客がレストランで食事をオーダーするときに大問題になるでしょう。

また、自動翻訳(機械翻訳)は翻訳に使う原稿に誤字や脱字があっても、それをそうと認識せずにそのまま翻訳してしまいます。翻訳会社ではプロの翻訳者が翻訳し、チェッカーと呼ばれるプロの校閲者、校正者が原稿の内容と翻訳された文章を照合しながら問題がないかをチェックするため、誤訳のリスクを最小限に抑えることができます。また、原稿に誤字がある場合でも、文章全体の文脈から判断して正しい翻訳に修正できます。

さらに、自動翻訳(機械翻訳)は一文一文をそれぞれ他の言語に変換するだけですが、翻訳会社ではプロの翻訳者・チェッカーが「文章全体の流れとして適切かどうか」という観点でチェックし、翻訳文を調整します。たとえば英語と日本語では効果的な文章の流れが違うため、文を入れ替えたりすることでより効果的になることもあるのです。

専門知識を持つ翻訳者が対応するため信頼度が高い

翻訳するためには、原稿に書かれてある内容をしっかり理解する必要があります。そして、原稿の内容を理解するためにはその分野に関する知識を持っていることが必須です。原稿に書かれてある言葉をただ他の言語に置き換える、という字面(じづら)だけを追った翻訳をしても、まったく意味の通らない文章が出来上がってしまいます。繰り返しますが「翻訳が必要な原稿と翻訳された文章を見比べればかろうじて何を言っているのかがわかる…」というレベルでは翻訳の意味を成さないのです。

翻訳会社は膨大な翻訳者、チェッカーの人的ネットワークを持っています。原稿の内容を解析し、書かれている内容が属す分野に最適な翻訳者、チェッカーをコーディネーターが的確に選定、任命した上で、専門知識を持つ翻訳者やチェッカーが対応することで読み易い翻訳作りを実現するのです。だから仮に原稿内に矛盾があった場合でも、それを指摘することができるのです。

言い回しやトーンを統一できる

「このような文体で翻訳してほしい」というリクエストを自動翻訳(機械翻訳)にすることはできません。自動翻訳(機械翻訳)は「文章全体の流れを見て翻訳する」ことができないため、文調と呼ばれる文章の持つ調子やスタイル、文体などにバラつきが出る可能性があるのです。

また、「この用語はこう翻訳してほしい」というリクエストも、今の時点では自動翻訳(機械翻訳)に求めることはできません。しかし翻訳会社はクライアントが希望するトーン(調子)や文章の目的などをしっかりヒアリングした上で翻訳作業を進めます。事前に入念なすり合わせを行なうことで、クライアントの希望に沿った翻訳を提供することができるのです。

最後に

自動翻訳(機械翻訳)が台頭してきているとはいえ、翻訳のすべてを任すにはまだ不安なところが多いというのが現状です。特に読み物としての要素が強いマーケティング関連の文書や専門性の高い内容の文書については、専門知識を持つ翻訳者、校閲者、校正者の存在が必要です。

翻訳会社なら、クライアントが希望する文章のテイストや目的に合わせて的確に翻訳者、校閲者、校正者を選定、任命し、精度の高い翻訳を届けてくれます。誤訳(ごやく=翻訳間違い)などはコミュニケーションに支障をきたし、ビジネスチャンスを失うきっかけにもなりかねないので、スムーズなコミュニケーションを実現するためにも信頼できる翻訳会社に依頼することをおすすめします。

まとめ

以上、「【自動翻訳(機械翻訳)が人間翻訳に勝てない】4つの理由」でしたがいかがでしたでしょうか。

当社は翻訳の目的や、翻訳する文書の特徴、性質などを正しく理解、見極め、相手国の文化的背景を念頭に、ホームぺージや契約書、取扱説明書、プレゼン資料、リリース、ゲーム、アプリその他あらゆるビジネスで必要なドキュメント、テキストの「プロ翻訳者による翻訳」を、英語を中心に世界120か国語で行ないます。

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