知っておくと便利なクラウド翻訳その意味とメリット・デメリット

知っておくと便利なクラウド翻訳 その意味とメリット・デメリット

 

ドキュメントを翻訳をするときにメジャーな方法は、大きく分けて

  1. 翻訳会社に依頼する
  2. Google翻訳などの自動翻訳(機械翻訳)を使う

の2通りありますが、

  • とにかく急いで翻訳したいが、機械翻訳だと品質面が不安
  • 翻訳を依頼したいが予算があまりない

など、翻訳会社や自動翻訳(機械翻訳)のどちらも適していないという状況が発生する場合があります。そんなときにおすすめしたいのが「クラウド翻訳」という方法です。

本記事では、クラウド翻訳とは何か、またそのメリットやデメリットについて解説します。

クラウド翻訳とは?

クラウド翻訳とは、インターネット上のプラットフォームを介して翻訳者に翻訳を依頼するシステムです。ここでの「クラウド」とは、クラウドコンピューティングの「Cloud」ではなく、クラウドソーシングの「Crowd」を指します。

プラットフォームを介して翻訳依頼をすると、その案件に対応可能な翻訳者が随時翻訳対応してくれます。すなわち、翻訳の発注側と受注側をオンラインでダイレクトにマッチングさせるサービスが、「クラウド翻訳」です。

翻訳会社に依頼した場合、

  1. Eメールなどで原稿を翻訳会社に送付
  2. 見積書内容を確認する
  3. 発注連絡する
  4. 翻訳会社からメールで成果物が送られてくる(納品)

と工数がかかるのに比べ、クラウド翻訳の場合は1つのプラットフォーム上ですべてが完結するというのが大きな特徴です。

クラウド翻訳のメリット

翻訳コストを削減できる

翻訳会社に翻訳を依頼する場合は、営業担当者や翻訳コーディネーターが間に入るため、営業経費やコーディネーション料が見積金額に含まれています。

これに対してクラウド翻訳では、直接翻訳者に翻訳を頼めるため、比較的安価に翻訳依頼することができます。

プロ翻訳者による翻訳結果を受け取れる

クラウド翻訳サービスでは、翻訳レベルが採用基準に達している翻訳者のみを登録しています。

機械翻訳のような手軽さでプロの翻訳者に翻訳を依頼できるところがポイントです。

納品が速い

プラットフォーム上から翻訳を依頼すると、対応可能な翻訳者がすぐに作業を開始してくれるので、短い時間で翻訳されたものを受け取ることができます。

内容や分量によってはマッチングおよび、作業時間も含め、納品まで1時間以内の場合もあります。

24時間365日受付可能

翻訳会社はたいていカレンダーどおりに稼働しています。そのため、土日祝日に見積もりを依頼しても、回答を休み明けまで待つことになります。しかしながら、翻訳者は週末や祝日といった翻訳会社の休業時間も稼働しているケースが多いです。

このミスマッチを活用し、発注者と翻訳者をダイレクトに結んでくれるクラウド翻訳では曜日や時間を気にすることなく翻訳を依頼することができます。

Web上ですべて完結できる

クラウド翻訳では、メールや電話でのやり取りは必要ありません。オンラインのプラットフォーム(WEBサイト)から依頼すれば、同じプラットフォームで翻訳されたものを受け取ることができます。これにより発注者側が翻訳を依頼する際にかかる工数を抑えることが可能です。

クラウド翻訳のデメリット

メリットが多いように思えるクラウド翻訳ですが、注意するべきポイントもあります。

翻訳者を指名できない場合があり、翻訳の品質が安定しないことがある

クラウド翻訳は原則プロ翻訳者による翻訳ですが、翻訳者によっては得意不得意分野があり、必ずしも希望した翻訳品質に達しないこともあります。

翻訳会社に発注する場合は、「○○の分野の経験がある翻訳者」といった希望を伝えたり、翻訳者を指名することもできますが、クラウド翻訳では「依頼のタイミングで翻訳対応が可能な翻訳者」が依頼先となることに注意が必要です。

翻訳チェックが工数に入っていない

翻訳会社に依頼した場合は、翻訳者による翻訳のあと、プロのチェッカーによるチェック、コーディネーターによる最終チェックを経て翻訳されたものが納品されます。しかし、クラウド翻訳ではチェック工程は省略され、翻訳者が翻訳したものがそのまま納品されます。

クラウド翻訳で注意すべきこと

クラウドで翻訳を利用する際、期待する翻訳品質に近づけるために以下のような情報を伝えるとよいでしょう。

スタイルやレギュレーション(決まりごと)

希望する文体やフォント等に指定がある場合は、依頼時に指示するようにしましょう。例えば、日本語の場合は「である調」もしくは「ですます調」の指定、英語では「アメリカ英語」、「イギリス英語」の指定などです。

翻訳されたものの用途

社内スタッフだけが見る文書なのか、クライアントにも見せる文書なのか、など翻訳されたものの用途によって翻訳の仕方も変わります。翻訳されたものの用途をあらかじめ翻訳者に伝えておくことで、期待する翻訳を得やすくなるでしょう。

主語を省かず、わかりやすい文章を原稿として提供する

同じ組織内の人間なら問題なくわかることでも、外部の人間である翻訳者から見れば理解しづらい内容もあります。翻訳を依頼する時には、主語を省いたり、社内用語を使ったりせずに、わかりやすい文章の原稿を作成するよう心がけましょう。

クラウド翻訳に向いているケース

前述の通り、クラウド翻訳にはメリット・デメリットがあるため利用する際は注意が必要です。クラウド翻訳を利用するのは、以下のようなケースがおすすめです。

  • 急いで翻訳されたものを受け取りたい場合
  • 翻訳依頼にあまりコストをかけられないが、機械翻訳の品質では不安な場合

 例)ビジネスメール、チラシ、パンフレットなど専門性と難易度の低いドキュメント(文書)

まとめ

以上「知っておくと便利なクラウド翻訳その意味とメリット・デメリット」でしたがいかがでしたでしょうか。

本記事ではクラウド翻訳の概要、そのメリットやデメリットについて説明しましたが、クラウド翻訳は基本的にプロ翻訳者による翻訳ですのである程度の品質は見込めるものの、結果にばらつきが生じる可能性があります

よってばらつきがあっては困るような高品質な翻訳が必要な場合は、翻訳会社に相談することをおすすめします。

尚、クラウド翻訳以外にもある「翻訳方法」もぜひご検討ください。

最後に、詳細確認がご必要な場合はどうぞお気軽にお問い合わせください!

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