Adobe PDFファイルの「文字カウント」をどのようにするかご存知でしょうか。

翻訳料金は文字数や単語数の量によって変動する完全従量制ですので、翻訳会社で働く人にとって文字数や単語数のカウントは基本中の基本です。

また、翻訳会社にかぎらず出版業界や映像業界で働く人にとっても文字数や単語数は無視することのできない存在です。

なぜなら一冊、ページ数、時間など、いずれも決められた範囲に収めるように量を調整する工程が発生するからです。

それでは文字カウントはどのようにすればよいのでしょうか?本コラムでは誰でもすぐに文字カウントできるように、図解で詳しくご説明します。

Adobe PDF形式の原稿ファイルを開く

まず最初に、文字数をカウントしたいAdobe PDF形式のファイルを開きましょう。

【図解で超簡単】Adobe PDFの文字カウント方法

文字数をカウントしたいページが複数に渡る場合は、「メニュー > 表示 > ページ表示 」から「スクロールを有効にする(C)」または、「見開きページ表示(P)」をクリックします。

【図解で超簡単】Adobe PDFの文字カウント方法

そうすると以下の画像のように全体像が把握できて、次項でご説明する文字数をカウントする範囲を選択し易くなります。

【図解で超簡単】Adobe PDFの文字カウント方法
左画像が「スクロールを有効にする(C)」、右画像が「見開きページ表示(P)」を選択した際の状態

文字カウントしたい範囲を選択する

次に、文字数をカウントしたい範囲を選択しましょう。

カウントしたい範囲が一部の場合

マウス > 左クリック > ドラッグ」で範囲選択してください。開始する場所にマウスのポインターを合わせてクリック、点滅状態にしてから「Shift」キーを押しながら「矢印(←↑↓→)」キーを押して範囲を選択することも可能です。

カウントしたい範囲が文章すべての場合

一部を選択する場合と同じ方法で結構ですが、文章すべてを選択する場合はショートカットキー「Ctrl + A」で全範囲を一括で選択することもできます(Windowsの場合)

【図解で超簡単】Adobe PDFの文字カウント方法

MS Wordファイルにコピー&ペーストする

文字数をカウントしたい範囲を選択したら、「メニュー > 編集」から「コピー」をクリックする、もしくは範囲を選択した箇所の上にマウスのポインターを合わせ、「マウスを右クリック」すると表示されるポップアップから「コピー(Y)」をクリックしてコピーしましょう。ショートカットキーの「Ctrl + C」でももちろん結構です。

【図解で超簡単】Adobe PDFの文字カウント方法
左画像が「メニュー > 編集」から「コピー」をクリックする場合、右画像が範囲を選択した箇所の上にマウスのポインターを合わせ、「マウスを右クリック」すると表示されるポップアップから「コピー(Y)」をクリックする場合の状態

文字数をカウントしたい範囲を選択、コピーができたら、Microsoft Wordファイルを開きましょう。

【図解で超簡単】Adobe PDFの文字カウント方法

Microsoft Wordファイルで新しい無地のページを開いたら、「メニュー > 貼り付け」から「"A"または"a"という文字の入ったアイコン(下の画像の赤い丸で囲んだアイコン)」を選択し、「貼り付け先のテーマを使用(H)」して、先ほどコピーした内容をペーストしましょう。

【図解で超簡単】Adobe PDFの文字カウント方法

ペーストできたら、選択した箇所がきちんと転記されているか確認しましょう。

【図解で超簡単】Adobe PDFの文字カウント方法

メニューから「文字カウント」をクリックする

ここから先はMicrosoft Wordの文字カウントツールを利用して、文字数をカウントするだけです。

方法について詳しくは【図解】Microsoft Word(ワード)ファイルの文字数・単語数カウント方法ページをお読みください。

注意点

  • この方法は、「PDFファイル上でテキストが選択できる場合のみ」有効です(PDFファイルを開いた状態で、範囲選択できるかどうかをまずはご確認ください)
    • テキストファイル(Microsoft Word、Excel、PowerPointやAdobe Photoshop、Illustrator、Indesignなど)から直接PDFファイル形式に出力(生成)されたものの場合は原則、テキストの選択が可能です(ただし、作成者によってコピー防止設定されているものを除く)
    • コピー防止設定されたPDFファイル上のテキストをコピーしたい場合は、作成者にコピー防止の設定を解除いただくようお願いしてください
  • コピー&ペースト後はかならず、選択した範囲がすべてペーストされているか確認するようにしましょう
    • Microsoft Word、Excel、PowerPoint内のテキストボックスや図、表、Excelの複数にまたがるシート、PowerPointのメモなどはペースト漏れが発生し易いので特に注意が必要です
  • チラシやポスター、スクリーンショットなど紙または、画像をPDFファイル形式に出力したものは、テキストの範囲選択ができません(よってコピーもペーストもできません)

最後に

繰り返しますが、翻訳料金は文字数や単語数の量によって変動する完全従量制ですので、文字数や単語数を知っておくことでおおよその金額が想定できます。

翻訳料金は次の三つの要素でほぼ決まりますが、もっとも大きな要素は「ボリューム」と呼ばれる文字数または、単語数です。

  1. 翻訳単価
  2. ボリューム(文字数、単語数)
  3. その他料金(レイアウト料、プロジェクト管理費、納期短縮割増、など)

「翻訳単価」は日本語→英語、英語→日本語、日本語→中国語、中国語→日本語といった言語ペア(言語の組み合わせ)や、翻訳の元となる文書の内容によって変動し、また翻訳会社によっても設定金額が異なります。

しかしボリューム(文字数、単語数)についてはよほどのことがないかぎり認識の齟齬は生じませんので、翻訳の見積もりを依頼する前に知っておくことは金額交渉の面でも有益です。

まとめ

以上、「【図解】Adobe PDFファイルの文字数・単語数カウント方法」でしたがいかがでしたでしょうか。

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